【THEME02】プラスチック資源循環・排出抑制のための社会システム学的研究
テーマリーダー
大迫 政浩(国立環境研究所/資源循環領域長)
研究概要
サブテーマ(1)(3Rプラスと海洋プラスチック排出抑制対策に係る評価システムの構築)と(2)(持続可能なプラスチック利活用社会への移行に向けた将来デザイン研究)(3)(持続可能なプラスチック管理に向けた社会システム・経済学的研究)の関係として、(2)では将来の社会システムのビジョンとそこに移行するための各種政策を様々なステークホルダーとともにコ・デザインし、(3)では(2)の将来ビジョンや重点政策を受けて、別添資料28対象事業等を選定した上で社会・経済学的な分析を行い、政策提言につなげる。その上で、テーマ1やテーマ3の技術的な方策を含む具体的な政策提言を(1)の国レベル・地域レベルの評価システムに政策変数としてインプットすることで政策導入効果を分析するとともに、プラスチック資源循環戦略及び海洋プラスチック排出抑制の目標を満たすための政策導入水準を明確にすることで、国レベル及び地域共創による地域レベルの具体的な政策を提言する。
成果目標
・3R+Renewable政策と海洋プラスチック排出抑制対策の効果を評価可能な国レベルの物質フロー解析モデルを構築し、政策評価によって政策目標達成に必要な政策導入水準等を提示するとともに、流域レベルの地域分解能をもつ物質フロー解析モデルを構築し、地域共創による事業スキームと管理方策の評価システムを提示する。
・様々なステークホルダーを巻き込んだフューチャー・デザイン手法等を用いて、持続可能なプラスチック管理を実現する社会システムの将来ビジョンとそこに移行するための各種政策をコ・デザインし提示するとともに、地域・コミュニティにおける実践モデルを開発する。
・持続可能なプラスチックの管理に関する先進的事業事例等の分析を行い、必要とされる政策を社会科学の方法論に則ったエビデンスに基づいて提案する。
サブテーマ構成
サブテーマ1.3R プラスと海洋プラスチック排出抑制対策に係る評価システムの構築
リーダー名 大迫 政浩 (国立環境研究所資源循環領域)
サブテーマ2.持続可能なプラスチック利活用社会への移行に向けた将来デザイン研究
リーダー名 浅利 美鈴(京都大学地球環境学堂)
サブテーマ3.持続可能なプラスチック管理に向けた政策研究
リーダー名 山本 雅資(東海大学政治経済学部)